January 09, 2010

中国で見つけた鳥瞰図

鳥瞰図が好きだ。
10年ほど前だと思うが、銀座のINAXギャラリーで鳥瞰図師の眼という展覧会が開かれたのでわざわざ行ってきたこともある。まるで空から見ているような地図だが、必要な部分がデフォルメされていたり、めちゃくちゃこまかくなっていたり、見ていて飽きない地図だ。昔、吉田初三郎という人が観光地図を鳥瞰図で描くとその観光地がメジャーになったという。確かに眺めていると行ってみたくなるし、行ったことのある場所や住んでいた場所の鳥瞰図があると、とてもうれしい。個人的には村松昭氏の絵が好きで、結構買っちゃった。

で、ここは中国。遊園地などの施設案内で鳥瞰図が使われているのでそれほど珍しいとは思わないのだが、それがいきなり地下鉄の駅にあった。
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かなり精巧に書かれており、まるで写真のようだ(写真から写して書いた可能性もあるが)。地上に出て実際の街と比べてみても実物と変わらない。これなら道に迷うこともないだろう。拡大したらこんな感じ。
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深せんの地下鉄の駅には必ずあるようだ。これを1冊の本にしただけで観光地図として売れそうな気もする。

下車した駅の写真をすべて撮ろうとも思ったが、実はこの写真を撮った後大変なことに。

改札を通ろうとしたら警備員に拉致された。中国語でなんだかわめいている。しかも怒っているよようだ。なんだかよくわからないので、「あなたの言っていることが分からない」と中国語で伝えると、今度は身振り手振りで説明してきた。

要は駅構内で写真を撮るなということらしい。その場は「不好意思」と言って切り抜けたが、すべての駅でこんな注意されるのも困るなあということで写真はこの1枚のみ。

いたるところに監視カメラがあり、しっかり見張られていたらしい。みんなも気をつけよう。(ちなみに車内もカメラがあるので、バレルよ)



10:16:12 | hoshi-h | | TrackBacks