March 31, 2010

中国での干ばつ被害

日本では報道されているのだろうか。
中国南西部山岳地域での記録的な干ばつ。こっちのニュースでは100年に一度と騒いでいる。
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現地の映像なども見ると本当に悲惨だ。山道を両てんびんにして水を運ぶ風景とか、村人総出で井戸を掘り水路を作る風景とか、いろいろある。
中国軍隊の支援もかなりやっているみたいで、とにかく被災者は2000万人と言い、それだけの人が飲み水にさえ苦労している現状だ。
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ヘリからの航空映像もあるが、前年の映像との比較をしている場面など、今の映像は画像処理して全部茶色にしたんだろうと疑いたくなるほど緑がない。
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あれでは少しくらいの雨が降ったって焼け石に水だ。中国政府も人工降雨作戦を多数やっているらしいがそれほど効果はなさそうだ。

やっぱり、温暖化の影響なのかなあ。

で、この干ばつの影響が広東省にある私の会社にもふりかかってきている。
実は広東省はこの干ばつ地域から大量の電気を購入している。
そもそもこの地域は水が豊富で水力発電が多いのだが、この干ばつでダムが枯れてしまい、発電ができなくなってしまった。
したがって広東省では電気が足りなくなり、企業に対し節電を呼び掛けてきているどころか、週に1日は電気を止めるという話になってしまった。

いま、受注残があふれ土日も含めたフル操業が続いている我が社にとっては大打撃だ。自家発電の設備もあるが、あくまでも緊急用なので全社を動かすには容量が足りない。仕方がなくもう一台発電機を購入することにした。なんてこった。


Posted by hoshi-h at 10:00 P | from category: 中国いろいろ | TrackBacks
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