続・中国通信

ライチ狩りに行ってきた。

ここ広東省はライチの産地。日本だと生のライチはなかなか手に入らないが、ここでは街角にふつうに売っている。５００グラムで８元くらいと安くてうまい。

というわけで、こっちの友達の友達がライチを栽培しているというので、ライチ狩りをさせてもらうことになった。
場所はわれわれが住んでいるアパートから車で２０分くらいという近さ。
のどかな田舎のいかにも中国農村という感じの家並みの中をタクシーが入っていく。帰りは大丈夫かという心配がなくもなかったが、まずは行ってみた。



素朴な家の裏山を上り、侵入者よけのカギのかかる柵の中に入っていくと、とそこはライチの畑だった。１本の木に鈴なりのライチ。これはぜいたくだ。


とにかく自由に取っていいみたいなので、取りまくり食べまくり状態。


枝からライチをちぎり取り、皮をむいてほおばる。


めちゃくちゃジューシーで甘い。種が小さめの品種で食べられる部分が多い。どうやら高級品種で地元のおばちゃんに聞くと昔は殿様しか食べることができなかった品種らしい。確かに日本でたまに食べたのに比べとげが多く、明らかに違うものだ。

次から次へと木に上って枝からライチを取っていく。あっという間に持って行った袋が満杯になった。持ち帰って体重計で量ってみると１０キロ以上もあった。

食べきれません。

４人でおそらく２０キロ以上のライチをゲット。気持ばかりの１００元を山の持ち主に払った。

とにかく暑い。山を降りてから井戸水で顔を洗い、さっぱり。ゆで卵なんかももらってしまって恐縮です。

蚊に刺されました。短パンで山に入るのは無謀です。


家族連れもいましたが、みな、山の持主の親戚らしいです。