続・中国通信

会社内でお年玉をあげる習慣

　旧正月明けに出勤したときに、自分の部下とか世話になっている人とかにお年玉をあげる習慣がある。
年下の未婚の人にあげるというのが広東省の習慣らしいが、会社内では、とにかく日本人は周りの中国人に写真のような袋に入れて渡せという指令が出た。



中には、この町の相場である１０元（新札）が入っている。深せんに行くとこれが２０元になるみたい。渡す相手によっても金額を変えたりする。課長は３０元とか。

　そんなわけで、私も今回結構用意したけど、本当の内輪にしか渡さなかった。仕事の性質上、いろいろな部署に絡むのでキリがないのだ。中国人と会っても出張者だからそんな風習知らないよって顔をしていた。
　それにしても１０や２０は簡単になくなっていく。金額的にはたいしたことないし、この先の関係がうまくいくならいいんだけど、あの人はもらっているのにどうして私はもらえないの、って言われるのが一番怖い。
そのあたりが中国人はシビアだとの情報もある。

　で、渡した翌日に渡した相手と酒を飲みに行き、全部おごってもらってしまった。もちろんあげた金額以上。こういう金の使い方の潔さが好きだなあ。って、こっちの立場ないじゃん。