December 30, 2005

中国のすっぽん鍋

先日、中国に行った折にすっぽんを食べた。

日本でも1回しか食べた事がなかったので
人生2回目のすっぽんである。

日本ですっぽんといえば、生血と動く心臓だ。
生きているうちに心臓を取り出し、パクリ。
絞り取った血にワインかなんかを混ぜて、ゴクリ。

そんなイメージで望んだらぜんぜん違った。


調理する前のすっぽんは、とても元気。
皿に入れただけだと逃げ出す恐れがあるので
もう一枚の皿でふたをする。
そのふたが、カタンカタンと動くのが楽しい。
で、そこにビールを入れてみたら、皿に激しく動き始めた。


で、生きたまま鍋に投入。なんと割り箸でつついて、息の根を止める。つついたところから血がでて、スープに混ざっていく。

それにしてもすっぽんを箸でプスプスつつくお姉さんの楽しそうな事。嬉しそうな顔をしながらも、手は確実にすっぽんをプスプスとつついていく。


血が出きったところで、スープを皆に配り、何か一生懸命しゃべり始める。何を言っているのかはさっぱりわからないが、ウンチクをたれているらしい。きっと、すっぽんを食べる効用を述べているんだろう。

その後、すっぽんをいったん持ち帰り、細かく切って〜鍋に投入するのだった。なかなかおいしかった。身体が芯から温まる。

この店はもともとキノコが有名な店で、鍋の中に何種類ものキノコをいれてある。中でも目立ったのは、世界4大キノコの一つといわれているこれ。

何とも不思議な味だった。

そういえば店に入ると歓迎光臨(いらっしゃい)と書いた大きな写真が飾ってある。

彼女らが掲げているものを良く見ると、

キノコでした。


23:54:48 | hoshi-h | | TrackBacks